2017年6月25日
那須高原の旨いものVol.21「香ばしい初夏の香りでもう一杯」
那須高原の旨いものVol.21「香ばしい初夏の香りでもう一杯」
関東屈指の清流“那珂川”。西の四万十・東の那珂川とも称されていて過去には鮎の漁獲量全国1位になったほどの自然豊かな清流です。
HEIWAGO NATURE FIELD NASUから車で約1時間の場所にある川魚料理専門店「林屋川魚店」さん。こちらでは5月初旬から下旬の約1ヶ月間“早月あゆ”が販売されています。
店頭には早月あゆと炭火焼きの旗がなびいていて鮎を焼く香ばしい香りが駐車場いっぱいに漂っています。
早月あゆは稚鮎が12~13cm程に育ったものでスーパーにはめったに出回らず専門店や料亭などでしか味わえない貴重なもの。とっても柔らかくて頭から尻尾までまるごと食べられちゃうので小さなお子様からご年配の方まで家族みんなで楽しめます。
サイズ比較用に発泡酒を横に置いてみました。(もちろんこの後早月あゆをつまみに美味しくいただいております!)脂が乗りきる前のあっさりとした爽やかな味わいが特徴です。
串を刺している藁で作られた「はざし」。全て手作りで作られていて1日に何百個という数を「はざし作りの名人」が作成しています。1つ1つ丁寧に編まれた「はざし」は数日間天日干しされた後焼きあがった鮎を扇状に刺して販売されています
気が付けば日本酒をちびちびと飲みながら1人で5匹をぺろり。こちらは福島県の天栄村にある松崎酒造さんの“廣戸川”という日本酒で口当たりがとってもソフトで滑らかなんです。キレのいい後味が鮎のほんのりとした苦みに良く合ってついつい飲みすぎてしまいます。
鮎の塩焼きはもちろんですが、林屋さんで是非食べてほしいのが鰻の白焼き。契約産地から仕入れている国内産の鰻を贅沢に白焼きにしています。肉厚でボリューム感のある長焼きは今まで食べてきた鰻とは比べ物にならないほどふーっくらしているんです。その他にも鮎のオイル煮や鰻のきも煮などお酒もご飯も進みそうな魅力的な商品が販売されています。鮎の塩焼きは1~2日であればほとんど味が落ちないのでちょっとした手土産にもオススメですよ。コンロやオーブンで温め直せば焼きたての味わいが楽しめます。林屋さんのHPからも購入できるので、ぜひ一度栃木の自然豊かな味を召し上がってみてくださいね。